2009年12月14日

Cocco/クムイウタ(1998)

Cocco/クムイウタ(1998)

Cocco クムイウタ.jpg
(Speedstar)

1. 小さな雨の日のクワァームイ
2. 濡れた揺籃
3. 強く儚い者たち
4. あなたへの月
5. Rose letter
6. My Dear Pig
7. うたかた
8. 裸体
9. 夢路
10. SATIE
11. Raining
12. ウナイ

All Tracks by こっこ
Except Track 3 作曲:柴草玲

Coccoのセカンド・アルバム。
前作「ブーゲンビリア」からちょうど1年後の98年5月にSpeedstarから発表され、オリコン第1位を記録した。
アルバムタイトルの「クムイウタ」は琉球の方言で“子守唄”の意。
プロデュースは前作同様に根岸孝旨(Dr. Strangelove)、テーラー寺田、Cocco。
シングルカットされた<強く儚い者たち>は、JALのCMソングとなり、オリコン・シングル・チャート第18位。

大傑作!
90年代末の日本に生まれたオルタナティヴ・ミュージックの金字塔。
これだけ真実を言葉に変え、鋭利なナイフのごとく凡庸な日常を切り裂く歌詞を、上質かつ先鋭的なギターロックに乗せることに成功した作品はそう見当たらないでしょう。
<Raining>が、そして<裸体>におけるCoccoの叫びが、オリコン1位に登りつめるという現実。
社会的に補完機能がない(つまりは負けたら終わり的な)ポストモダニズム期に突入した日本という社会に現出した、真実の“子守唄”。
または、“自分探し”なんて言葉自体が逃げ場になってしまうことに気付きたくない人たちに突きつける、真実。
全曲一生かけて必聴!
<強く儚い者たち>がJALのCMというのは、悪い冗談だったような気もするけど…。

INDEX
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by junn-chang, Dec.14, 2009
タグ:Cocco
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2009年12月10日

Peter Brotzmann at 西麻布 Super Deluxe Dec.9, 2009

09年12月9日(水) 西麻布 Super Deluxe

Brotz Fes. 2009
Peter Brotzmann


1st Set:
ペーター・ブロッツマン(Peter Brotzmann) reeds
トッド・ニコルソン(Todd Nicholson) bass  荒巻茂生 bass
本田珠也 drums  田中徳崇 drums

2nd Set:
ペーター・ブロッツマン(Peter Brotzmann) reeds
八木美知依 koto, vocal

3rd Set:
ペーター・ブロッツマン(Peter Brotzmann) reeds
坂田明 reeds  ジム・オルーク(Jim O’rourke) guitar
マリーノ・プリアカス(Marino Pliakas) bass
ミヒャエル・ヴェルトミューラ(Michael Wertmuller) drums

刺激が欲しい・・・。
ならば、フリージャズの重鎮、ブロッツマン!
昨年9月以来のペーター・ブロッツマンによるブロッツ・フェスですが、あれからもう1年以上か・・・。
ファースト・セットは、ダブル・リズムの編成。
いきなりピーク! 肉体躍動派の競演または交歓。
セカンド・セットは、琴の八木美知依とのデュオ。
歌がうまい! と意外な驚きでスタートした八木の琴世界が圧倒的。このセットばかりはブロッツマン劣勢か? 幽玄なる音の対話。
そしてラスト・セット。
これは・・・・、超ハードコア。
例えばクリムゾンの「Red」をも軽く超越しています。ヘヴィ・メタル・ジャズ。いや、ジャズじゃないか?
もっとも先鋭的、戦闘的、破壊的、そして美しきコレクティヴ・インプロヴィゼーション。
ひたすら圧倒的。

終われば23時を過ぎてるし・・・、冷え込んだ六本木に脳内振動が止まない夜。
これで、またしばらく戦えそう。

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by junn-chang, Dec.10, 2009
タグ:Peter Brotzmann
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2009年12月08日

映画「水の女」(2002)

水の女

監督:杉森秀則


mizunoonna.jpg

2002年・日・115分
監督・脚本:杉森秀則
撮影:町田博  音楽:菅野よう子 主題歌:UA
出演:
UA、浅野忠信、小川眞由美、HIKARU、YUKI、江夏豊、大浦龍宇一、ぼんちおさむ

映像作家、杉森秀則の長篇映画初作、02年製作の作品。
第59回ヴェネツィア国際映画祭批評家週間招待作、サンダンスNHK国際映像作家賞受賞。
UA演じる銭湯を営む雨女と、浅野忠信演じる指名手配中の放火犯の出会いと恋を、CM映像作家として知られる杉森秀則の先鋭的な映像センスで描いた作品。

例えば人生の目標とか、富とか、名声とか、成功の法則とか、日々の計画とか、タスクとか、そんなものを追いかけているようでいて、実は追いかけられている毎日の中で、ふとこんな映画を見ると、日常的に自分を駆り立てているものが陳腐で、空虚で、脅迫的なものにしか思えなくなるような、そんな感じ。
UAによる主題歌<閃光>とそれを含むアルバム「泥棒」で提示された世界と同様に、ゆっくりと自然に流れる時間の中で、あるがままにある、ということを教えてくれる作品。
その意味では、虚飾としての化粧や、表層に溜まった垢を落とすために、銭湯を営む女と、火をくべる男の恋愛風景は、映画のテーマそのものか。
過去は洗い流せない、と呟くUAは、きっと演技をしていない、と思う。
こんな美しい作品を残した杉森秀則は、もう映画を撮らないのでしょうか…?

INDEX
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by junn-chang, Dec.8, 2009
タグ:UA
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2009年12月07日

Marvin Gaye/I Want You(1976)

Marvin Gaye/I Want You(1976)

marvingayeiwantyou.jpg
(Tamla)

1. I Want You (Vocal) (L. Ware/A. Ross)
2. Come Live With Me Angel (Hillard/L. Ware)
3. After The Dance (L. Ware/M. Gaye/A. Ross)
4. Feel All My Love Inside (L. Ware/M. Gaye/A. Ross)
5. I Wanna Be Where You Are (L. Ware/A. Ross)
6. I Want You (Intro Jam)  (L. Ware/A. Ross)
7. All The Way Round (L. Ware/A. Ross)
8. Since I Had You (L. Ware/M. Gaye/A. Ross)
9. Soon I'll Be Loving You Again (L. Ware/M. Gaye/A. Ross)
10. I Want You (Jam)  (L. Ware/A. Ross)
11. After The Dance (Vocal)  (L. Ware/M. Gaye/A. Ross)

Bonus Tracks:
12. I Want You (Vocal, Single Mix)
13. I Want You (Instrumental, Single Mix)
14. Strange Love (Feel All My Love Inside)

Members:
マーヴィン・ゲイ(Marvin Gaye) vocals, piano

チャック・レイニー(Chuck Rainey) bass
ウィルトン・フェルダー(Wilton Felder) bass
エディ・“ボンゴ”・ブラウン(Eddie “Bongo” Brown) drums, bongos
ジェイムズ・ギャドスン(James Gadson) drums
デイヴィッド・T・ウォーカー(David T. Walker) guitars
ジェイ・グレイドン(Jay Graydon) guitars
メルヴィン・“ワー・ワー”・ワトソン(Melvin “Wah Wah” Watson) guitars
レイ・パーカー Jr(Ray Parker Jr) guitars
and others

米国のソウル・シンガー、マーヴィン・ゲイの13枚目のスタジオ・アルバム。
76年3月、モータウン(Motown Records)傘下のタムラ(Tamla)から発表された。
本来R&Bシンガーでありプロデューサーでもあるリオン・ウェアのソロ・アルバムとして録音が開始されていたものを、ゲイとの共同制作に変更なった作品で、ウェア特有のメロウな作風と、前作「Let’s Get It On」(73年)でのゲイのエロティック路線が融合している。
プロデュースはマーヴィン・ゲイ、リオン・ウェア、アーサー・ロス。
全米4位を記録した。
尚、5曲目<I Wanna Be Where You Are>はウェアとロスにより書かれ、72年にマイケル・ジャクソン(Michael Jackson)のシングルとして全米チャート16位を記録した曲。

前作が「Let’s Get It On」=しようよ、本作が「I Want You」=君が欲しい。
都会的で洗練、そしてメロウな極上の音楽に乗せて歌われる(ささやかれる)、このエロティックな言葉の洪水こそが、後のコンテンポラリーR&Bに与えた影響そのもの。
こういう性愛への根源的な思いのヴァリエーションがR&Bの広がりだとするなら、間違いなく「Let’s Get It On」から「I Want You」にかけてのゲイの音楽は、その中心に位置するもの。
そして中心にありながら、コアな部分を直接的に触れることなしに、その辺縁を、ささやきと、繰り返される快楽的なリズムのうねりだけで溶かしこんでゆく…。
うーん、これは音楽か?

INDEX
http://junn-chang.seesaa.net/article/87061252.html

by junn-chang, Dec.7, 2009
タグ:Marvin Gaye
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2009年12月03日

Marvin Gaye/Let's Get It On(1973)

Marvin Gaye/Let’s Get It On(1973)

marvingayeletsgetiton.jpg
(Tamla)

1. Let's Get It On (M. Gaye/E. Townsend)
2. Please Stay (Once You Go Away) (M. Gaye/E. Townsend)
3. If I Should Die Tonight (M. Gaye/E. Townsend)
4. Keep Gettin' It On (M. Gaye/E. Townsend)
5. Come Get To This (M. Gaye)
6. Distant Lover (M. Gaye/G. Gordy/S. Greece)
7. You Sure Love To Ball (M. Gaye)
8. Just To Keep You Satisfied (M. Gaye/A. G. Gaye/E. Stover)

Bonus Tracks:
9. Let’s Get It On (Single Edit)
10. You Sure Love To Ball (Single Edit)

Members:
マーヴィン・ゲイ(Marvin Gaye) vocals, piano

ジェイムズ・ジェマーソン(James Jamerson) bass
エディ・“ボンゴ”・ブラウン(Eddie “Bongo” Brown) drums, bongos
ポール・ハンフリー(Paul Humphrey) drums
デイヴィッド・T・ウォーカー(David T. Walker) guitars
ジョー・サンプル(Joe Sample) piano
and others

米国のソウル・シンガー、マーヴィン・ゲイの12枚目のスタジオ・アルバム。
73年8月、モータウン(Motown Records)傘下のタムラ(Tamla)から発表された。
全米アルバム・チャート6位を記録した前々作「What’s Going On」(71年)が社会的なメッセージを込めた作品であったのに対して、本作は性愛をテーマにした作品で、全米2位を記録した。
著名なミュージシャンを配し、多重録音を施したメロウな作風は、後のコンテンポラリーR&Bに多大な影響を与えたスタンダード作品。

R&Bシーンのみならず全ジャンルを見渡しても、性愛について歌いきったアルバムとして最高の完成度を誇る作品。
とにかくエロティック。
タイトル曲の直接的な表現(つまりは、“しようよ”)を濃密に歌い上げるその豊穣な世界には、ただ全面降伏するのみ。そして時おり立ち現れる女性の喘ぎ声?の濃厚さに至っては、もう完全にR指定作品。
で、この作品が全米2位! シングルとなったタイトル曲は1位!
これがアメリカという国の凄さなのか、ダメさなのか…。いや、凄さということにしておきましょう。
だって、日本の音楽シーンではいまだにこの作品に近づくことさえできないのだから。
しいて挙げれば、小沢健二が独自の解釈(=真似ではないという意味で)でアプローチした「Eclectic」(02年)か。
セクシーな男、の1つの基準を示した作品。
そしてナイト・ミュージックの金字塔。

INDEX
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by junn-chang, Dec.3, 2009
タグ:Marvin Gaye
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2009年11月30日

SION/鏡雨 - kagamiame -(2009)

SION/鏡雨 - kagamiame -(2009)

sionkagamiame.jpg
(BUG Music)

1. 鏡雨
2. お前の空まで曇らせてたまるか
3. お前がいなけりゃ
4. 放つ
5. 鬼は外
6. 雨に混ざらず
7. karan
8. Slide
9. Teardrop
10. 今日の全部を
11. 磨りガラス越しのオレンジ

All Tracks by SION

Members:
SION vocals
松田文 guitars 藤井一彦 guitars 井上富雄 bass 清水義将 bass
池畑潤二 drums 相澤大樹 drums 細海魚 piano, guitars

SIONの22枚目のスタジオ録音アルバム。
09年7月、Bug Musicから発表された。
プロデュースはSION。

SIONと同じ時代に生きている喜び。本物の歌。
生きる、ということを教えてくれるアルバム。
言葉の1つ1つに込められた、“生きる”という強い意志に魂がゆさぶられます。
<鏡雨>の“みんな違うから殺し合ってんだろ、みんな違うから分かろうとするんだろ”、<放つ>の“消されてたまるか”という言葉を聴いてもしも無反応なら、すでに死んでいるに等しいと言えるでしょう。
そして愛おしい人を想うバラッドの美しさ。
臆病なまま生きていていいのか? 戦え! と自分に言い聞かせるためのマスト・アイテム。
傑作!

INDEX
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by junn-chang, Nov.30, 2009
タグ:SION
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2009年11月29日

Cocco/ブーゲンビリア(1997)

Cocco/ブーゲンビリア(1997)

Cocco ブーゲンビリア.jpg
(Speedstar)

1. 首。
2. カウントダウン
3. 走る体
4. 遺書。
5. Rain man
6. ベビーベッド
7. SING A SONG - NO MUSIC, NO LIFE -
8. がじゅまるの樹
9. 眠れる森の王子様 - 春・夏・秋・冬 -
10. やわらかな傷跡
11. ひこうきぐも
12. 星の生まれる日

All Tracks by こっこ
Except Track 1 作曲:柴草玲, Track 3&9 作曲:根岸孝旨, Track 4 作曲:成田忍

Coccoのファースト・アルバム。
97年5月、Speedstarから発表された。オリコン第33位。
プロデュースは根岸孝旨(Dr. Strangelove)、テーラー寺田、Cocco。

カート・コベインへの日本からの返答、または日常的な真実。
呼吸する音さえ押し殺し、口腔の中で行き場を失った言葉を飲み込む音も押し殺し、社会という空気の中で微笑を浮かべながら、心の叫びを封印し続ける日常に突きつけるナイフのごとき作品、というか存在。
ブーゲンビリア=魂の花、然り。
もたらすものは勇気、ときにCoccoが必要とされるという絶望?

INDEX
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by junn-chang, Nov.29, 2009
タグ:Cocco
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2009年11月25日

Saxon/Wheels Of Steel(1980)

Saxon/Wheels Of Steel(1980)

saxonwheelsofsteel.jpg
(Carrere/EMI)

1. Motorcycle Man
2. Stand Up And Be Counted
3. 747 (Strangers In The Night)
4. Wheels Of Steel
5. Freeway Mad
6. See The Light Shining
7. Street Fighting Gang
8. Suzie Hold On
9. Machine Gun

All Tracks by Byford/Quinn/Oliver/Dawson/Gil

Bonus Tracks:
[1980 Demo Rehearsals]
10. Suzie Hold On
11. Wheels Of Steel
[Live, B-side]
12. Stallions Of The Highway
[Live At The Monsters Of Rock Festival Castle Donington 16th August 1980]
13. Motorcycle Man
14. Freeway Mad
15. Wheels Of Steel
16. 747 (Strangers In The Night)
17. Machine Gun

Members:
ビフ・バイフォード(Biff Byford) vocals
グラハム・オリヴァー(Graham Oliver) guitars
ポール・クイン(Paul Quinn) guitars
スティーヴ・ドウソン(Steve Dawson) bass
ピート・ギル(Pete Gil) drums

英国のヘヴィ・メタル・バンド、サクソン(Saxon)のセカンド・アルバム。ニュー・ウェイヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィ・メタル(NWOBHM)を代表するバンド、サクソンは初作「Saxon」(79年)を経て80年5月に本作「Wheels Of Steel」をフランスのカレル(Carrere Records)から発表。全英アルバム・チャート5位を記録。
プロデュースは、ピート・ヒントン(Pete Hinton)とSaxon。
09年のEMIリマスターでは、デモ音源やライヴ音源を8曲追加された全17曲仕様となっている。
追加された音源は、80年に録音されたデモ、80年8月のモンスターズ・オブ・ロック出演時のライヴ。

愛すべきサクソン!
ああ、凛々しいアルバムジャケット! 前作のチープさがまるで嘘のよう。
なんと全英5位! 80年のNWOBHMシーンを象徴する作品でしょう。
とにかく名曲ぎっしりです。
冒頭、バイクの爆音から始まる<Motorcycle Man>の疾走感とバイフォードのハイトーン・ヴォイスからギター・ソロへ流れる美しさと言ったら…。全欧(多分)のバイカーから絶対的な支持を得たのも当然か。
簡単に言うとNWOHM世代の“ハイウェイスター”。
そして名曲<747 (Strangers In The Night)>! この英国的な哀愁感には全面降伏必至。
ジャケットや曲名から明確なように、正にバイカーのための作品ですが、例えバイクに興味がなくとも(私です)、人生という名の悪路を疾走するためのBGMとして最適。
理屈無用(むしろ歌詞の意味なんて考えちゃダメ)、愛すべきメタル・ブギの一大傑作!

INDEX
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by junn-chang, Nov.25, 2009
タグ:SAXON
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2009年11月24日

Saxon/Saxon(1979)

Saxon/Saxon(1979)

saxon.jpg
(Carrere/EMI)

1. Rainbow Theme
2. Frozen Rainbow
3. Big Teaser
4. Judgement Day
5. Stallions Of The Highway
6. Back To The Wall
7. Still Fit To Boogie
8. Militia Guard

All Tracks by Byford/Quinn/Oliver/Dawson/Gil

Bonus Tracks:
[Son Of Bitch Demos, 1978]
9. Big Teaser
10. Stallions Of The Highway
11. Back To The Wall
12. Rainbow Theme
13. Frozen Rainbow
[Tommy Vance’s Friday Rock Show, BBC Session Transmitted 15th Feb 1980]
14. Back To The Wall
15. Stallions Of The Highway
16. Motorcycle Man
17. Still Fit To Boogie
18. 747 (Strangers In The Night)
[Live, B-side Of Suzie Hold On]
19. Judgement Day
[Live At The Monsters Of Rock Festival Castle Donington 16th August 1980]
20. Still Fit To Boogie
21. Back To The Wall
22. Stallions Of The Highway

Members:
ビフ・バイフォード(Biff Byford) vocals
グラハム・オリヴァー(Graham Oliver) guitars
ポール・クイン(Paul Quinn) guitars
スティーヴ・ドウソン(Steve Dawson) bass
ピート・ギル(Pete Gil) drums

英国のヘヴィ・メタル・バンド、サクソン(Saxon)のファースト・アルバム。
サクソンはニュー・ウェイヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィ・メタル(NWOBHM)を代表するバンドの1つで、76年から現在に至るまで活動を続けている数少ないバンド。
本作「Saxon」は彼らのデヴュー・アルバムで、79年にフランスのカレル(Carrere Records)から発表された。オリジナル・アルバムの収録時間は29分。
プロデュースはアージェント(Argent)のギタリストだったジョン・ヴァリティ。
09年のEMIリマスターでは、デモ音源やライヴ音源を14曲追加された全22曲仕様となっている。
追加された音源は、78年に録音された前身のSon Of A Bitch時代のデモ、本作発表後の80年2月のBBC出演時、そして80年8月のモンスターズ・オブ・ロック出演時のライヴ。

愛すべきサクソン!
このアルバムジャケットのセンス! 下手なデザインと、稚拙なロゴ、そしてこの絵柄!
NWOBHMムーヴメントの最中、フランスのレーベルから発売され、しかも全8曲29分!
さらにメンバーの写真を見れば、バイフォードに華があることは確かながら、他のメンバーのルックスとファッションセンスの酷さ(失礼)に愕然。
一体誰が買うんだろう? なんて思ったら大間違い。
欧州のバイク野郎に絶対的な支持を得て、バイフォードとクインによってメタル芸能歴33年を誇るアンビリーヴァボーな彼らの魅力は、やはり楽曲の良さか。
簡単に言うとNWOHM世代のステイタス・クオ。ん、余計わからないか。
世界的に成功した同時期のバンド、アイアン・メイデンやデフ・レパードと比べ米国で成功しなかった彼らが、今まだ現役で活動していることは快挙以外の何者でもありません。
この1枚だけ取り上げれば、低予算の凡庸な作品なのですが、愛すべきサクソンの原点とみれば何故か愛着がわく不思議な作品。
というか、リマスター盤での14曲追加はどう考えても、このファーストを売るための戦略としか思えませんが…。
心優しい人は本作から。ただ理屈無用で疾走したい人は、2作目以降をどうぞ。

INDEX
http://junn-chang.seesaa.net/article/87061252.html

by junn-chang, Nov.24, 2009
タグ:SAXON
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2009年11月19日

Newest Model/Beast Hits - The Best Of Early Soul Flower - (1998)

Newest Model/Beast Hits - The Best Of Early Soul Flower - (1998)

Newest Model Beast Hits.jpg
(Soul Flower/King)

1. 報道機関が優しく君を包む(Edit Version)
2. おもろのきわみ
3. エンプティー・ノーション
4. 青春の翳り
5. ソウル・サバイバーの逆襲
6. ホリデー・ムード
7. こたつ内紛争(Single Mix)
8. 雑種天国(Single Mix)
9. 乳母車と棺桶(Single Mix)
10. 杓子定木(Single Mix)
11. ひかりの怪物
12. みんな信者
13. 車という名の密室
14. 外交不能症
15. 知識を得て、心を開き、自転車に乗れ!(Part. 1)(Single Mix)
16. ソウル・フラワー・クリーク
17. もっともそうな2人の沸点(Single Mix)

Members:
中川敬 vocals, guitars 奥野真哉 keyboards 鈴木友之 bass 田中“ベン”勉 drums

ニューエスト・モデル(Newest Model)のメンバー監修によるベスト・アルバム。
98年4月にメスカリン・ドライヴ(Mescaline Drive)の「Burst Hits - The Best Of Early Soul Flower -」と同時に、キング・レコードから発売された。
発売当時、中川敬はソウル・フラワー・ユニオンの活動を一時休止し、自身のプロジェクト、ソウルシャリスト・エスケイプの初アルバム「Lost Homeland」を発表(98年2月)した時期にあたり、ニューエスト・モデルの編集アルバムとしては、93年の「Counter-Censorship」、94年の「Soul Flower Box 87-93」(メスカリン・ドライヴも含むコンピレーション3枚組)に続き3作目となる。
Track 2はヴェルベット・アンダーグラウンドの<We’re Gonna Have A Real Good Time Together>のカヴァ。

例えば、TVの前に座り、強制的に(物理的に)笑わされることより、ヘッドフォンを耳に当て、戦うということはどういうことなのかを教えてもらうことを選ぶ。
例えば、絶え間なく流れてゆく日常の中で、一旦立ち止り、思考することを選ぶ。
例えば、マスコミが報道する“事実”を、自分自身の知識をもって真実と照らし合わせてみようと思う。
例えば、本当に自分は何をしたいのか、自分の求めている到達点はどこなのか、ということを思考してみる。
苦もなく与えられたものに身を任せるのではなく、ちょっと苦しいけど今を我慢するということでもなく、敢えて苦しいけれどもそこで戦い生き抜いてゆく、という選択をすることを教えてくれる、そんな“感動”を与えてくれる作品集。
つまりは、人生という名の戦いのバイブル。

INDEX
http://junn-chang.seesaa.net/article/87061252.html

by junn-chang, Nov.19, 2009
posted by junn-chang at 22:40| 茨城 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | Soul Flower Union | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする