2009年07月07日

Motorhead/Another Pefect Day(1983)

Motörhead/Another Perfect Day(1983)

Motorhead Another Perfect Day.jpg
(Bronze)

1. Back At The Funny Farm(Kilmister/Clarke/Taylor)
2. Shine
3. Dancing On Your Grave
4. Rock It(Kilmister/Clarke/Taylor)
5. One Track Mind
6. Another Perfect Day
7. Marching Off To War
8. I Got Mine(Kilmister/Clarke/Taylor)
9. Tales Of Glory
10. Die You Bastard(Kilmister/Clarke/Taylor)

All tracks written by Kilmister/ Taylor/Robertson except where stated.

[bonus tracks]
11. Turn You Round Again (B-side of I Got Mine Single)
12. Back At The Funny Farm
13. Tales Of Glory
14. Shoot You In The Back
15. Another Perfect Day
16. Shine
17. Dancing On Your Grave
(Tracks 11-17: Live in Apollo, Manchester, Jun.10, 1982)

Members:
レミー(Lemmy Ian Kilmister)vocals, bass
ブライアン・ロバートソン(Brian Robertson) guitars
フィル・テイラー(Phil “Philthy Animal” Taylor) drums

英国のロックンロール・バンド、モーターヘッド(Motörhead)の7枚目のアルバムで、ギターリストにエディ・クラーク(Eddie Clarke)の後任として元シン・リジー(Thin Lizzy)、ワイルドホーセズ(Wild Horses)のブライアン・ロバートソンを迎えて製作された唯一の作品。
前々作のライヴ「No Sleep 'til Hammersmith」で全英第1位、前作「Iron Fist」で全英第6位を獲得したモーターヘッドは、82年5月にクラークが突如脱退、ロバートソンを迎え入れて83年に本作を録音、ブロンズ(Bronze Records)移籍後の6作目として、83年6月に発表された。
プロデュースはトニー・プラット(Tony Platt)が手掛けている。
国内盤発売当時の邦題は「悪魔の化身」。
本作は英国アルバム・チャート20位、<I Got Mine c/w Turn You Around>がシングル・カットされている。
07年に再発された日本盤は、シングル<I Got Mine c/w Turn You Around>のB面と、83年6月10日のマンチェスターでのライヴ音源6曲の全7曲のボーナストラックを収録した仕様(前掲の曲目)。
尚、本作発売後、ロバートソンとオリジナル・メンバーであるテイラーが脱退、残されたレミーはメンバーを一新しモーターヘッドを継続することとなる。

モーターヘッド史上最大の問題作?
まさかのロボ加入がもたらしたメロディックな変化に、コアなファンが拒否反応を起こしたのは当然と言えば当然か。
しかし、敢えてこの作品を擁護しよう! これは傑作です!
リジーとモーターヘッドの共通点は、英国のハード・ロック/ヘヴィ・メタル・シーンという大雑把なカテゴライズの他には、シンガー兼ベーシストがカリスマ的なリーダーであったこと。フィル・ライノット然り、レミー然り。この二人のシンガーのスタイルに共通点はないものの、実は妙な符合があります。
モーターヘッドの本作「Another Perfect Day」(83年6月発売)に先立つこと3ヶ月、83年3月にシン・リジーがジョン・サイクスを迎えて発表した作品「Thunder And Lightning」におけるタイトル曲のライノットの歌唱、それはモーターヘッド=レミーへの接近ではなかったか?
83年に、リジーがモーターヘッド的なものへ接近したことと、モーターヘッドが元リジーのロボを迎え入れリジー的なギターサウンドへ接近したことは、果たして偶然か?
その真意は別として、要はリスナーの思い入れの問題として捉えれば、「Another Perfect Day」は忘れられるべき作品ではないはず。というか、「Thunder And Lightning」と共に記憶されるべき作品でしょう。
タイトル曲は良い曲だと思います。

INDEX
http://junn-chang.seesaa.net/article/87061252.html

by junn-chang, Jul.7, 2009
タグ:Motorhead
posted by junn-chang at 23:14| 茨城 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | Hard Rock & Heavy Metal | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月02日

Thin Lizzy/Greatest Hits [DVD](2005)

Thin Lizzy/Greatest Hits [DVD](2005)

thinlizzygreatesthitsdvd.jpg
(Universal)

1. The Boys Are Back In Town
2. Don’t Believe A Word (Live)
3. Dancing In The Moonlight (It’s Caught Me In It’s Spotlight)
4. Rosalie (Live)
5. Waiting For An Alibi
6. Do Anything You Want You
7. Sarah
8. Chinatown
9. Killer On The Loose
10. Thunder And Lightning (Live)
11. Bad Reputation (Live)
12. Kings Call (Phil Lynott)
13. The Rocker
14. With Love
15. Dear Miss Lonely Hearts (Phil Lynott)
16. That Woman (Live)
17. Johnny The Fox
18. Wild One
19. Whiskey In The Jah (Tops Of The Pops Feb.1, 1973)

Members:
フィル・ライノット(Phil Lynott) bass, vocals
エリック・ベル(Eric Bell) guitars
ゲイリー・ムーア(Gary Moore) guitars
スコット・ゴーハム(Scott Gorham) guitars
ブライアン・ロバートソン(Brian Robertson) guitars
スノウィ・ホワイト(Snowy White) guitars
ジョン・サイクス(John Sykes) guitars
ブライアン・ダウニー(Brian Downey) drums
ダーレン・ワートン(Darren Wharton) keyboards

アイルランドのロック・バンド、シン・リジー(Thin Lizzy)の映像をまとめたDVDで、05年に発売された。全19曲、67分。

リジーはホントに絵になるバンドです。
痩身でファッショナブルな(あくまで70年代としてですが)ライノット、ゴーハム、ロバートソン(ロボ)が並ぶフロント・ラインは相当に格好いい!
そのロボ在籍時の映像が大半を占めているのは当然として、何と言っても必見なのは、ベル在籍時の2曲<The Rocker>と<Whiskey In The Jah>。後者は73年2月1日にTV番組トップ・オブ・ポップスに出演したときの貴重な映像で、ベルの凛々しい風貌がたまりません。そしてライノットの前方で踊っている女の子のリズムが全然曲に合っていないのが笑えます。
その他には、ガリー・モー(ゲイリー・ムーア)在籍時の<Waiting For An Alibi><Do Anything You Want You>、<With Love>ではモーも映像に登場。特に一部で伝説となっている<Do Anything You Want You>での4人並んで太鼓を叩く映像は、爆笑またはシュールな沈黙を観る者にもたらせてくれます。
さらに珍しいところでは、スノウィ・ホワイト在籍時の映像が<Chinatown>、<Killer On The Loose>と2曲あるのですが、ジョン・サイクス在籍時の映像が<Thunder And Lightning>1曲のみというのは残念。
また、2曲収録されているライノットのソロ作品では、<Kings Call>にはアルバムにも参加していたマーク・ノップラー(!)、<Dear Miss Lonely Hearts>ではホワイト在籍時のリジー全員がバックアップしていて、楽しめます。
最後に、全19曲の中での最高傑作は<Sarah>! まるでド素人な演技の女の子たちと、最後のゴーハムの落ちが全然落ちない妙味の素晴らしさ!

INDEX
http://junn-chang.seesaa.net/article/87061252.html

by junn-chang, Jul,2, 2009
タグ:Thin Lizzy
posted by junn-chang at 22:42| 茨城 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | Thin Lizzy/Gary Moore | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月25日

Thin Lizzy/Greatest Hits(2004)

Thin Lizzy/Greatest Hits(2004)

Thin Lizzy Greatest Hits.jpg
(Universal)

Disc 1:
1. The Boys Are Back In Town
2. Jailbreak
3. Don’t Believe A Word
4. Dancing In The Moonlight (It’s Caught Me In It’s Spotlight)
5. Rosalie (Live)
6. Waiting For An Alibi
7. Do Anything You Want You
8. Sarah
9. Chinatown
10. Killer On The Loose
11. Trouble Boys
12. Hollywood (Down On Your Luck)
13. Cold Sweat
14. Thunder And Lightning
15. The Sun Goes Down
16. Dedication
17. Still In Love With You
18. She Knows
19. Yellow Pearl (Phil Lynott)

Disc 2:
1. Whiskey In The Jah
2. Out In The Fields (Gary Moore & Phil Lynott)
3. Pariesiene Walkways (Gary Moore & Phil Lynott)
4. Emerald (Live)
5. Bad Reputation
6. Wild One
7. Fighting My Way Back
8. Showdown
9. Black Rose
10. Dear Miss Lonely Hearts (Phil Lynott)
11. The Rocker
12. Are You Ready (Live)
13. Renegade
14. Kings Call (Phil Lynott)
15. Angel Of Death
16. Cowboy Song (Live/Previously Unreleased)
17. The Boys Are Back In Town (Live/Previously Unreleased)

Members:
フィル・ライノット(Phil Lynott) bass, vocals
エリック・ベル(Eric Bell) guitars
ゲイリー・ムーア(Gary Moore) guitars
スコット・ゴーハム(Scott Gorham) guitars
ブライアン・ロバートソン(Brian Robertson) guitars
スノウィ・ホワイト(Snowy White) guitars
ジョン・サイクス(John Sykes) guitars
ブライアン・ダウニー(Brian Downey) drums
ダーレン・ワートン(Darren Wharton) keyboards

アイルランドのロック・バンド、シン・リジー(Thin Lizzy)の活動全史を俯瞰した米国での2枚組編集アルバムで、04年に発売された。
収録曲は、
73年のシングルからDisc 2-1
73年のアルバム「Vagabonds Of The Western World」からDisc 2-11
74年のアルバム「Nightlife」からDisc 1-17, 18, Disc 2-8の3曲
75年のアルバム「Fighting」からDisc 2-6, 7の2曲
76年のアルバム「Jailbreak」からDisc 1-1, 2の2曲
76年のアルバム「Johnny The Fox」からDisc 1-3
77年のアルバム「Bad Reputation」からDisc 1-4, Disc-2-5の2曲
78年のライヴ・アルバム「Live And Dangerous」からDisc 1-5, Disc 2-4, 12の3曲
79年のアルバム「Black Rose A Rock Legend」からDisc 1-6, 7, 8, Disc 2-9の4曲
80年のアルバム「Chinatown」からDisc 1-9, 10, 12の3曲
81年のシングルからDisc 1-11
81年のアルバム「Renegade」からDisc 2-13, 15の2曲
83年のアルバム「Thunder And Lightning」からDisc 1-13, 14, 15の3曲
91年のベスト・アルバム「Dedication: The Very Best Of Thin Lizzy」からDisc 1-16
そして、フィル・ライノットとゲイリー・ムーアのソロ作からも収録されており、
79年のゲイリー・ムーアのソロ・アルバム「Back On The Streets」からDisc 2-3
80年のフィル・ライノットのソロ・アルバム「Solo In Soho」からDisc 2-10, 14の3曲
82年のフィル・ライノットのソロ・アルバム「The Philip Lynott Album」からDisc 1-19
85年のゲイリー・ムーア&フィル・ライノット名義のシングルからDisc 2-2
さらに未発表ライヴからDisc 2-16, 17の2曲という構成。

リジーの全活動歴を2枚組で総括するという意味ではベストな選曲でしょう。一般的には評価の低い「Chinatown」、「Renegade」からも選曲されていることや、ライノットやガリー・モー(ゲイリー・ムーア)の作品まで収録している当たりも◎。エリック・ベル在籍のデッカ時代の音源が2曲しかないというところだけが気になりますが、<Still In Love With You>をフランキー・ミラーとのデュエット・ヴァージョンを収録しているのでチャラにして、総じてOK。
華やかな歴代のギターリスト達の聴き比べも楽しいのですが、全体を通して耳に残るのは何といってもライノットのソウルフルな声。
何故リジーが好きか?と問われれば、その答えは、ライノットの声というしかないわけです。それは<Whiskey In The Jah>からソロ作に至るまで時代を超えて聴きとおしてみればわかるはず。
聴くたびに思うけど、本当に良いバンドでしたね、リジーは。

INDEX
http://junn-chang.seesaa.net/article/87061252.html

by junn-chang, Jun.25, 2009
posted by junn-chang at 23:16| 茨城 雨| Comment(0) | TrackBack(0) | Thin Lizzy/Gary Moore | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月22日

Motorhead/Iron Fist(1982)

Motörhead/Iron Fist(1982)

Motorhead Iron Fist.jpg
(Bronze)

1. Iron Fist
2. Heart Of Stone
3. I'm The Doctor
4. Go To Hell
5. Loser
6. Sex & Outrage
7. America
8. Shut It Down
9. Speedfreak
10. (Don't Let'em) Grind You Down
11. (Don't Need) Religion
12. Bang To Rights

All tracks written by Kilmister/Clarke/Taylor

[bonus tracks]
13. Remember Me, I'm Gone(B-side of Iron Fist Single)
14. Overkill
15. Heart Of Stone
16. Shoot You In The Back
17. The Hammer
18. America
19. (Don't Need) Religion
20. (Don't Let'em) Grind You Down
21. (We Are) The Good Crew
22. Bite The Bullet
23. The Chase Is Better Than The Catch
24. Bomber
(Tracks 14-24: Live at Maple Leaf Gardens, Toronto, Ontario, May 12, 1982)

Members:
レミー(Lemmy Ian Kilmister)vocals, bass
エディ・クラーク(“Fast” Eddie Clarke) guitars
フィル・テイラー(Phil “Philthy Animal” Taylor) drums

英国のロックンロール・バンド、モーターヘッド(Motörhead)の6 枚目のアルバムで、レミー、クラーク、テイラーの黄金のトリオでの最終作。
前作のライヴ「No Sleep ‘til Hammersmith」で遂に全英第1位を獲得したモーターヘッドは、82年1月から3月にかけて本作を録音、ブロンズ(Bronze Records)移籍後の5作目として、82年4月に発表された。
プロデュースは前作までのヴィック・メイル(Vic Maile)ではなく、ウィル・リード・ディック(Will Reid Dick)とクラークが手掛けている。
本作は英国アルバム・チャート6位、<Iron Fist/Remember Me, I’m Gone>がシングル・カットされている。
07年に再発された日本盤は、シングル<Iron Fist/Remember Me, I’m Gone>のB面と、82年5月12日のトロントでのライヴ音源11曲の全12曲のボーナストラックを収録した仕様(前掲の曲目)。
尚、このトロントでのライヴの2日後にクラークが脱退、後任にはシン・リジー(Thin Lizzy)のブライアン・ロバートソン(Brian Robertson)が加入している。
クラークは、83年に元UFOのシンガー、ピート・ウェイ(Pete Way)とファストウェイ(Fastway)を結成、メンバーの変遷を経て現在に至るまで活動を続けている。

まさかの黄金トリオ崩壊。
クラークが脱退した理由は、本作が売れなかったから、らしいのですが、全英では6位を記録しているし、内容的にも過去の傑作と遜色のない作品だとは思います。しかもバンドとしては絶頂期。
でもクラーク自ら共同プロデュースを買ってでた結果、全米チャートでは174位の惨敗。やはりここでしょうか。
意識したのは81年のデフ・レパード「High ‘n’ Dry」(全英26位/全米38位)か? リスナーがモーターヘッドに求めているものとクラークが求めていたものが微妙にずれたということ、かと思いきや、残ったレミー&テイラーが加入させたのはシン・リジーのブライアン・ロバートソン? うーん、よくわかりません。
と、後日談はさておき、本作の疾走感はあらためてモーターヘッドの凄さを感じさせてくれます。
特筆すべきは<(Don’t Need) Religion>か。
ある意味、自虐的なアイロニーを帯びたこの歌詞こそがロックンロール的!

INDEX
http://junn-chang.seesaa.net/article/87061252.html

by junn-chang, Jun.22, 2009
タグ:Motorhead
posted by junn-chang at 22:52| 茨城 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | Hard Rock & Heavy Metal | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月18日

Motorhead/No Sleep 'til Hammersmith(1981)

Motörhead/No Sleep ‘til Hammersmith(1981)

Motorhead No Sleep Til Hammersmith.jpg
(Bronze)

1. Ace Of Spades
2. Stay Clean
3. Metropolis
4. The Hammer
5. Iron Horse/Born To Lose(Taylor/Mick Brown/Guy“Tramp”Lawrence)
6. No Class
7. Overkill
8. (We Are) The Road Crew
9. Capricorn
10. Bomber
11. Motorhead(Kilmister)

[bonus tracks]
12. Over The Top
13. Shoot You In The Back
14. Jailbait
15. Leaving Here
16. Fire, Fire
17. Too Late, Too Late
18. Bite The Bullet/The Chase Is Better Than The Catch

All tracks written by Kilmister/Clarke/Taylor except where stated.

Members:
レミー(Lemmy Ian Kilmister)vocals, bass
エディ・クラーク(“Fast” Eddie Clarke) guitars
フィル・テイラー(Phil “Philthy Animal” Taylor) drums

英国のロックンロール・バンド、モーターヘッド(Motörhead)の5枚目のアルバムで彼ら初のライヴ・アルバム。ハード・ロック系ライヴ作品の中でも最高傑作の1つ。
80年の音源である5曲目<Iron Horse/Born To Lose>を除き、81年3月27日から3月30月にかけて行われた英国ロンドンのハマースミスで収録された音源で構成されている本作は、ブロンズ(Bronze Records)移籍第4作として、81年6月に発表された。
プロデュースはヴィック・メイル(Vic Maile)。
本作は英国アルバム・チャート1位、シングル<Motorhead b/w Over The Top>は英国シングル・チャート6位を獲得している。
邦題は当初「極悪ライブ」だったが、現在は原題のカタカナ表記になっている。
07年に再発された日本盤は7曲ものボーナストラックを収録した仕様(前掲の曲目)。

極悪非道ならぬ“極悪正道”。
ロックンロールの王道を突き進む、レミー、クラーク、テイラーの黄金のトリオによるモーターヘッドの絶頂期。そしてロックンロールの初期衝動をそのまま真空パックした傑作ライヴ! 
ひたすら野卑に、ひたすらロックンロールしまくる彼らの演奏に反応できない人は、ロックは聴かない方がいいかも。なぜならロックって何? と聴かれたら、これだよっ、と言える数少ない作品の1つがこの作品だから。
オープニングの<Ace Of Spades>やシングル・カットされた<Motorhead>の格好良さがすべて。モーターヘッドの歌詞世界に共感できない人も、この疾走感には共感できるはず。毎日人生という名の悪路を走り続けると決めた人すべてに贈る、理屈抜きの人生の友。

INDEX
http://junn-chang.seesaa.net/article/87061252.html

by junn-chang, Jun.18, 2009
タグ:Motorhead
posted by junn-chang at 20:00| 茨城 霧| Comment(0) | TrackBack(0) | Hard Rock & Heavy Metal | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月11日

Everything But The Girl/Baby, The Stars Shine Bright(1986)

Everything But The Girl/Baby, The Stars Shine Bright(1986)

Everything But The Girl Baby.jpg
(Blanco y Negro)

1. Come On Home(Thorn/Watt)
2. Don’t Leave Me Behind(Thorn/Watt)
3. A Country Mile(Thorn)
4. Cross My Heart(Thorn/Watt)
5. Don’t Let The Teardrops Rust Your Shining Heart(Watt)
6. Careless(Watt)
7. Sugar Finney(Thorn/Watt)
8. Come Hell Or High Water(Thorn/Watt)
9. Fighting Talk(Thorn/Watt)
10. Little Hitler(Thorn)

Members:
トレイシー・ソーン(Tracey Thorn) vocals
ベン・ワット(Ben Watt) guitars

86年発表、エヴリシング・バット・ザ・ガール(Everything But The Girl: EBTG)のサード・アルバム。
前作までのロビン・ミラー(Robin Miller)に代わり、EBTG自らとキュアー(The Cure)やスージー&ザ・バンシーズ(Siouxsie & The Banshees)などを手掛けてきたマイク・ヘッジス(Mike Hedges)によるプロデュース。
英国ブランコ・イ・ネグロ(Blanco y Negro)から発売された。英国アルバム・チャート22位。
シングルは<Come On Home>(英国44位)、<Don’t Leave Me Behind>(英国72位)の2枚がカットされた。

ネオアコ・ファンの鬼門(多分)。
「Eden」(84年)、「Love Not Money」(85年)とボッサ、ネオアコ路線で、パンク/ニュー・ウェイヴ・シーンの辺縁に位置していたEBTGが、大変貌を遂げた1枚。
全曲オリジナルながら、大袈裟なストリングス・スコアをバックにソーンが朗々(?)と歌い上げる作品で、アメリカン・ミュージックへの憧憬をそのまま体現しちゃいました、という感じです。メジャーのジャズ・レーベルが商売っ気たっぷりに出しそうな「トレイシー・ソーン・ウィズ・ストリング」的なアルバムとも言えます。
当時、個人的にはアルバム1枚を通して聴くのが辛いほど、まったく反応できませんでした。
ブランコ・イ・ネグロという記号も、マイク・ヘッジスという記号も先入観のある人ほど、ほとんど無意味、というか逆効果で、行き着く先はロッド・ステュワートがスタンダードを歌うのとはわけが違うほどの別次元の失望。
…という作品だったわけですが、発表から20年以上を経て聴き返してみると、そんなに悪くないと思えたのは、自分が歳をとったということなのでしょうね、きっと。
尚、アルバム・タイトルは日本のロリータ・ファッション・ブランド名になってて、びっくり。
スージー・スー→マイク・ヘッジス→EBTG→Baby, The Stars Shine Brightという流れか? EBTGの名前の由来を思うと妙にアイロニカルな展開ですが…。

INDEX
http://junn-chang.seesaa.net/article/87061252.html

by junn-chang, Jun.11, 2009
posted by junn-chang at 23:08| 茨城 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | British Rock & Pops | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月09日

Everything But The Girl/Love Not Money(1985)

Everything But The Girl/Love Not Money(1985)

Everything But The Girl Love Not Money.jpg
(Blanco y Negro)

1. When All’s Well
2. Ugly Little Dreams
3. Shoot Me Down
4. Are You Trying To Be Funny ?
5. Sean
6. Ballad Of The Times
7. Anytown
8. This Love (Fot For Sale)
9. Trouble And Strife
10. Angel
11. Heaven Help Me
12. Kid

Members:
トレイシー・ソーン(Tracey Thorn) vocals
ベン・ワット(Ben Watt) guitars, vocals, piano, organ
Guests:
ジューン・マイルス・キングストン(June Miles-Kingston) drums
フィリップ・モクサム(Philip Moxham) bass
ニール・スコット(Neil Scott) guitars
ナイジェル・ナッシュ(Nigel Nash) tenor saxophone
ピーター・キング(Peter King) alto saxophone on 2
ロビン・ミラー(Robin Miller) piano on10
クリス・トンプソン(Chris Thompson) banjo on 3

85年発表、エヴリシング・バット・ザ・ガール(Everything But The Girl: EBTG)のセカンド・アルバム。
プロデュースは前作同様ロビン・ミラー(Robin Millar)で、英国ブランコ・イ・ネグロ(Blanco y Negro)から発売された。英国アルバム・チャート10位。
シングル・カットは<When All’s Well b/w Heavens Help Me/Kid>(英国77位)、<Angel/Easy As Sin(version) b/w Pigeons In The Attic Room/Charmless Callous Ways>(英国93位)の2枚。
尚、95年の米国盤発売時に<When All’s Well b/w Heavens Help Me/Kid>のB面2曲(11曲目、12曲目)が追加収録された。12曲目<Kid>(愛しのキッズ)はプリテンダーズ(The Pretenders)のカヴァ。
バック・メンバーは、ドラムスにガールズ・パンク・バンド、モデッツ(The Mo-dettes)のジューン・マイルス・キングストン、ベースにヤング・マーブル・ジャイアンツ(Young Marble Giants)のフィリップ・モクサム、ギターにサマーヒル(Summerhill)のニール・スコット。

ETBGの最高傑作! そしてネオアコを代表する作品。
ボッサ感たっぷりの「Eden」も素晴らしい作品でしたが、よりネオアコ度を高めた作品。というか、ネオアコってこういう感じと示した作品というほうが正解か。
バック・メンバーのメンツからして青春度が高いです。
アマチュア感覚とプロ感覚のちょうど真ん中に位置して、どちらにも転ばないぎりぎりのバランスの上にあって、それは青春期と大人の境目にあるそれと同様なもの。
歌詞だけみると、ETBGはやはりパンク・シーンと隣り合わせに存在していたこと、そしてそれゆえにシンパシーを感じることができる作品でもあります。スタイル・カウンシルもそうですが、決してBGMとしてのみ消化されるべき音楽ではありません。
そして最高なのは何といってもアルバム・タイトルとこのジャケットでしょう。青春を通り越して、子供時代の忘れかけた恥ずかしささえ呼び起こす1枚。

INDEX
http://junn-chang.seesaa.net/article/87061252.html

by junn-chang, Jun.9, 2009
posted by junn-chang at 23:18| 茨城 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | British Rock & Pops | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月04日

Aporias Trio at 新宿 Pit Inn Jun.4, 2009

09年6月4日(木)新宿 Pit Inn

Aporias Trio(From Glasgow Improvisers Orchestra)

Members:
Raymond MacDonald(sax)、Neil Davidson(g)、中谷達也(per)
Guests:
藤井郷子(p)、田村夏樹(tp)

グラスゴーと言えばオレンジ・ジュース(エドウィン・コリンズの、念のため)かセルティックFCな自分としては、グラスゴーのジャズ・シーン、しかもインプロヴァイズド・ミュージック・シーンは知る由もありません。
だからグラスゴー・インプロヴァイザーズ・オーケストラの2人が中谷達也と組むアポリアス・トリオのライヴ、と言ってもほとんど予備知識がないままに聴いたのですが、そう言えば、完全即興演奏を聴くのも久しぶり。
で、どうだったかと言うと、ノイジーで美しかったです。あらためてノイズは美しいと感じました。
フリー・ジャズというと、メロディを弾いちゃダメという不自由から、如何に解き放たれるかがポイントだと思うのですが、そんな定義そのものが不自由だと教えられた感じというか。ニール・デヴィッドソンのわけのわからないギター奏法?は最後まで謎でしたが、ゲストの2人がこのトリオのイマジネーションを拡張してしたことは事実だったと思います。

最後に苦言。
多分関係者だと思うのですが、演奏中ずっとカメラで撮影を続け、そのシャッター音がとても耳障りでした。彼らの音楽性から考えて、あの無神経なシャッター音は致命的。演奏に集中できず、残念でした。

INDEX
http://junn-chang.seesaa.net/article/87061252.html

by junn-chang, Jun.4, 2009
posted by junn-chang at 23:57| 茨城 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | Live Report | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

U2/Under A Blood Red Sky(1983)

U2/Under A Blood Red Sky - Deluxe Edition(1983/2008)

U2underabloodredsky.jpg
(Island)

Disc 1- Original Release
1. Gloria
2. 11 O'clock Tick Tock
3. I will Follow
4. Party Girl
5. Sunday Bloody Sunday
6. The Electric Co.
7. New Year's Day
8. “40”

All songs written and composed by U2

Disc 2 - Live At Red Rocks: Under A Blood Red Sky(2008 Remastered DVD)
1. Out Of Control
2. Twilight
3. An Cat Dubh/Into The Heart
4. Surrender
5. Two Hearts Beat As One
6. Seconds
7. Sunday Bloody Sunday
8. Cry/The Electric Co.
9. Otcober
10. New Year's Day
11. I Threw A Brick Through A Window
12. A Day Without Me
13. Gloria
14. Party Girl
15. 11 O'Clock Tick Tock
16. I Will Follow
17. “40”

All songs written and composed by U2

Members:
ボノ(Bono) lead vocals, guitar
ジ・エッヂ(The Edge) guitars, keyboards, backing vocals
アダム・クレイトン(Adam Clayton) bass
ラリー(Larry Mullen Jr.) drums

アイルランド・ダブリン出身のロック・バンドU2の初のライヴ・アルバム。
83年11月にアイランド(Island Records)から発表された。
「War」(83年)で政治色の強い姿勢を示すとともに、世界的なヒットを両立させたU2の最初の絶頂期とも言える83年の世界ツアー(War Tour)からの各地の音源8曲を収録。
2曲目が、83年5月6日、米国マサチューセッツ州ボストン。
1、4曲目が、83年6月5日、米国コロラド州デンバー(レッド・ロックス)。
3、5、6、7、8曲目が、83年8月20日、西ドイツ(当時)のザンクト・ゴースハウゼン。
プロデュースは、ジミー・アイオヴォンが担当している。
アルバム・タイトル「Under A Blood Red Sky」は「WAR」収録の<New Year’s Day>の歌詞からとられている。邦題は「ブラッド・レッド・スカイ =四騎=」。
英国2位、全米28位。
尚、08年9月にリマスター版とともにDVD「Live At Red Rocks: Under A Blood Red Sky」がカップリングされデラックス・エディションとして発売された。
そのDVDは84年11月にVHSで発売された同タイトル(12曲55分)をリマスターし、17曲83分の仕様となっている。

「これはレヴェル・ソングじゃない」と言って始まる<Sunday Bloody Sunday>によって、やはりこのバンドはロックを次の次元に向かわせたことを実感させてくれます。
それにしても、レヴェル・ソングでなければ一体何なのだろう? これはパンクを経過したロックの、到達し得る最良の形の1つなのでしょうか。
わずか35分のライヴCDは、その演奏の素晴らしさゆえに欲求不満だけが残る作品だったわけですが、08年にリマスターされたDVD「Live At Red Rocks: Under A Blood Red Sky」によってその不満は解消。
開催が危ぶまれたほどの雨が降るレッド・ロックスで、ボノが振る白旗に何らかの意味を見い出すことのできた幸福な人々が、今25年を経てどこで何をしているのかが気になります。多くの人が久しぶりにこのDVDを観直して、忘れかけていた何かを取り戻しているような、そんな予感(希望)。
ジ・エッヂとクレイトンがギターとベースを持ち替えた<"40”>の後の余韻に流れるのが、クラナドというのもU2らしい。

INDEX
http://junn-chang.seesaa.net/article/87061252.html

by junn-chang, Jun.3, 2009
タグ:U2
posted by junn-chang at 00:05| 茨城 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | British Rock & Pops | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月02日

Enrico Rava/The Pilgrim And The Stars(1975)

Enrico Rava/The Pilgrim And The Stars(1975)

enricoravathepilgrim.jpg
(ECM 1063)

1. The Pilgrim And The Stars
2. Parks
3. Bella
4. Pesce Naufrago
5. Surprise Hotel
6. By The Sea
7. Blancashow

All compositions by Enrico Rava
Except track 6 by Enrico Rava & Graciela Rava

Members:
エンリコ・ラヴァ(Enrico Rava) trumpet
ジョン・アバークロンビー(John Abercrombie) guitar
パレ・ダニエルソン(Palle Danielson) double-bass
ヨン・クリステンセン(Jon Christensen) drums

イタリアを代表するトランペット奏者、エンリコ・ラヴァのECMでの第1作。75年にECMから発表された。
ラヴァは60年代にガト・バリビエリ(Gato Barbieri)やスティーヴ・レイシー(Steve Lacy)のグループで活躍後、ニュー・ヨークへ渡り、カーラ・ブレイ(Carla Bley)らと共演。
リーダー・アルバムとしては、「Il Giro Del Giorno In 80 Mondi」(72年 伊Black Saint)に次ぐ2作目の作品。
ECMへは75年から78年にかけて本作を含め3作品を残す(04年以降再びECMから作品から発表を続ける)。
共演は、共にECMを代表するジョン・アバークロンビー、パレ・ダニエルソン、ヨン・クリステンセン。
プロデュースはECMのオーナー、マンフレッド・アイヒャー(Manfred Eicher)。

エンリコ・ラヴァのリーダー作ゆえにラヴァが気持ちよさそうに吹きまくっていて、それはそれで美しいのですが、聴きどころは何といってもジョン・アバークロンビーのギター。
脇役ゆえか音が小さいのがとても不満なのですが、アバークロンビーのギターを聴きとっているだけで幸福になれます。
ラヴァとユニゾンで並走しながら(音色の近似性は凄い)、ときに背景を幻想的に紡ぎ、ときに爆走するギターは、ジャズというよりはプログレッシヴ・ロック。
もっとも印象的なのは<By The Sea>か。ギターは多重録音されていて、まるで囁くように流麗な、かつ高度に技巧的なギターワークが聴けます。失礼を承知で言えば、ときどきラヴァが邪魔。
一般的な評価は高くない作品なのかもしれませんが、傑作です。

INDEX
http://junn-chang.seesaa.net/article/87061252.html

by junn-chang, Jun.2, 2009
posted by junn-chang at 22:24| 茨城 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | ECM | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする