2008年03月17日

Thin Lizzy/Live And Dangerous(1978)

Thin Lizzy/Live And Dangerous (1978)

Thin Lizzy Live And Dangerous.jpg
(Vertigo)

1. Jailbreak (Lynott)
2. Emerald (Downey/Gorham/Lynott/Robertson)
3. Southbound (Lynott)
4. Rosalie/Cowgirl’s Song (Downey/Lynott/Seger)
5. Dancing In The Moonlight (It’s Caught Me In Its Spotlight) (Lynott)
6. Massacre (Downey/Gorham/Lynott)
7. Still In Love With You (Lynott)
8. Johnny The Fox Meets Jimmy The Weed (Downey/Gorham/Lynott)
9. Cowboy Song (Downey/ Lynott)
10. The Boys Are Back In Town (Lynott)
11. Don’t Believe A Word (Lynott)
12. Warrior (Gorham/Lynott)
13. Are You Ready (Downey/Gorham/Lynott/Robertson)
14. Suicide (Lynott)
15. Sha La La (Downey/ Lynott)
16. Baby Drives Me Crazy (Downey/Gorham/Lynott/Robertson)
17. The Rocker (Bell/Downey/Lynott)

Members:
フィル・ライノット(Phil Lynott) bass, vocal
スコット・ゴーハム(Scott Gorham) guitar
ブライアン・ロバートソン(Brian “Robbo” Robertson) guitar, keyboards
ブライアン・ダウニー(Brian Downey) drums
Guests:
ジョン・アール(John Earle) saxphone on 5
ヒューイ・ルイス(Huey Lewis) harmonica on 16

78年6月発表、アイルランドのロック・バンド、シン・リジー(Thin Lizzy)の通算9作目のアルバムで、初のライヴ・アルバム。
リジー絶頂期の76年の「Johnny The Fox」ツアーと77年の「Bad Reputation」ツアーからの音源が収録されており、ロック系のライヴ・アルバムの中で最高傑作の1つとされる記念碑的作品。
ゲストには、76年の全英ツアーの音源では前座だったクローヴァー(Clover)を率いていたヒューイ・ルイス、そして77年の音源では全米ツアーの前座だったグラハム・パーカー&ルーモア(Graham Parker & The Rumour)のサックス奏者ジョン・アールが参加。
プロデュースはリジーとトニー・ヴィスコンティ(Tony Visconti)。
本作は当時LP2枚組で発売され、全英アルバム・チャート2位を獲得。また、先行でシングル・カットされた<Rosalie/Cowgirl’s Song c/w Me And The Boys>は全英シングル・チャート20位。
また、同名の映像作品「Live And Dangerous」があるが、それはアルバム収録音源とは別で、79年3月29日にロンドンでの公演をシューティングしたもの。
尚、その作品を最後にロバートソンが脱退している。

アルバム・ジャケットに描かれたライノットの咆哮がすべてを象徴する、リジーの最高傑作。
そして70年代型ハード・ロックのライヴ・アルバムでも最高峰の作品。本当は一部にオーヴァー・ダビングを施しているため純粋なライヴ音源ではないのですが、そんな細かいことはどうでもいいのです。それはこの作品を大音量で聴けばわかるはず。
鳥肌が、立ちます。
そしてキーワードは、シンメトリック。
アイリッシュゆえになのか独特のリズムを叩き出すダウニーを中央後方に、そしてゴーハムとロボという容姿も演奏も映える、激しくも叙情的なハイテク・ツイン・リードを両翼に配し、中央にベースを抱え仁王立ちするライノットという構図は、ひたすら美しいです。
ベーシストがシンガーでないとできない布陣か。
それにツイン・リード・ギターがユニゾンを多用していることもこの構図を完璧なものにしている大きな要因ですね。実はそれらは、リジーのスタイルとして相当に考え抜いた結果なのじゃないかと思います。
ライノットのソウルフルなヴォーカルと楽曲の良さがこのバンドの肝とはいえ、2台のギターが微妙にずれを残しながらユニゾンを多用する演奏方法と、両翼への配置という二重な意味でのシンメトリックな構造美こそがリジーの成功の秘訣かもしれません。いや、絶対にそうだと思います。
でも本作を最後にロボがリジーを脱退した後、再加入するガリー・モー(ゲイリー・ムーア)がこのシンメトリックなコンセプトを良い意味でも悪い意味でも崩してしまうことで、リジーが変容していったことを考えると、やはりロボ在籍時がリジーの最盛期だったのだと思います。

by junn-chang, Mar.17, 2008

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posted by junn-chang at 23:02| 茨城 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | Thin Lizzy | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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